婦人科

婦人科疾患 (子宮、膀胱脱、膣炎)
1.エムセラ
治療により骨盤底筋を鍛えることで、以下の改善を目的としています。1.尿漏れ
2.子宮、膀胱下垂
3.膣のゆるみ
弱まった骨盤底筋は、骨盤臓器や膀胱を十分にコントロール出来ません。
そのため、尿失禁や子宮、膀胱の下垂感、出産後の膣のゆるみによる不快感が増し、日常生活に支障をきたします。
治療により尿漏れや下垂感、膣の血流の改善が達成されます。
治療
1.服を着たまま座って治療が可能です。2.治療時間は約30分、1週間に1~2回、6回の施術が必要です。
治療中にピリピリとした感覚と骨盤底筋の強い収縮を感じることがありますが、痛みを感じることはありません。
治療後はすぐに日常生活に戻れます。また、出産3ヶ月後から治療可能です。
費用
お試し10分:1,100円1回(30分) :6,600円
6回セット :33,000円
6回セットを購入された方は、6回終了後、1回6,000円で受けていただけます。
2.膣炎
正常な膣内は、90%以上がラクトバチルス乳酸菌で満たされており、その乳酸菌により産生される乳酸により膣内を酸性に保ち、雑菌の侵入、繁殖を防いでいます(膣の自浄作用)。
膣内のフローラ(細菌叢)が乱れると、炎症を起こし、「におい」「かゆみ」「おりもの」の症状が現れ、性感染症、不妊、早産のリスクが高まると言われています。
膣内フローラ(細菌叢)の乱れの原因は、心理的ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、性交後、抗生物質の使用、喫煙、VIOの脱毛、過度の洗浄、月経や妊娠等によるホルモンバランスの変化、更年期、閉経によるエストロゲン分泌の低下があります。
細菌性膣症
膣内のラクトバチルス乳酸菌が減少し、種々の好気性菌、嫌気性菌が異常増殖した状態です。
灰色、漿液性の帯下増加、下腹部痛、不正出血が3大症状ですが、約50%は無症状です。
妊娠については、早産や切迫早産、前期破水のリスクが高まることから、妊娠中でも積極的な治療を行います。
歯周病の有病率が高いとも言われています。
細菌性膣炎
ブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌などの感染によりラクトバチルス乳酸菌が減少し、炎症を起こした状態です。
膿性帯下の増加とそれに伴う膣の灼熱感があり、膣壁も発赤しています。
カンジタ外陰膣炎
75%の女性が生涯少なくとも1回は罹患すると言われています。
健康な人の皮膚、口腔、腸、膣内に存在する常在菌(カンジダ菌)が、免疫低下や環境の変化によって異常増殖した状態です。
自覚症状としてカッテージチーズ様、酒粕様の帯下と掻痒感(痛痒い)があります。
誘因として抗菌剤内服後が多く、その他に妊娠、糖尿病、通気性の悪い下着の着用や不適切な自己洗浄があります。
当院では、おりもの検査、膣錠、軟膏を処方し治療をしていますが、頻回に繰り返したり、慢性的に症状が続く方も見られます。
そういった方には、膣内環境を整える乳酸菌(ココラクト)の摂取をお勧めしています。
用法、用量:1日1粒服用
費用:3,890円(税込)

クラミジア子宮頸管炎
症状として、性交後の帯下異常、性交時出血、下腹部痛、右上腹部痛があります。
クラミジア陽性者の10%に淋菌感染症を合併しています。
性器クラミジア感染症の90%以上は無症状であり、このため、感染が卵管を通じて腹腔内へ移行すると骨盤内炎症疾患(PID)や右上腹部に激烈な痛みを伴う肝周囲炎を発症します。
淋菌感染症
感染は性交によりヒトからヒトへ感染し、子宮頸管炎、子宮内膜炎、骨盤内炎症疾患、肝周囲炎、結膜炎、咽頭感染、直腸感染を発症します。
妊婦が感染すると産道感染により新生児結膜炎を引き起こします。
子宮頸管炎は軽度の帯下増加のみで無症状のことが多いです。女性の50%が無症状感染です。
尿路感染症
感染の部位により下部尿路(膀胱炎)と上部尿路(腎盂腎炎)に分類されます。感染経路は、経尿道的に外部から菌が侵入する上行感染がほとんどです。
原因菌は大腸菌が最も多く、次いでブドウ球菌、連鎖球菌などがあります。妊娠中の膀胱炎の場合、腎盂腎炎へ進展することがあります。
急性の膀胱炎は通常発熱を伴いません。
一方、急性の腎盂腎炎は発熱があり、悪心嘔吐などの消化器症状や全身倦怠感を伴うことが多いです。
3.月経痛
月経困難症は、「月経期間中に月経に伴って生じる病的な症状」と定義され、主な症状として、下腹部痛、腰痛、腹部膨満感、吐き気、頭痛、疲労倦怠感、食欲不振、いらいら、下痢、憂うつの順に多くみられます。
日本では約900万人もの患者さんがいると推定されています。
月経困難症は、機能性月経困難症と器質性月経困難症の2つに分類されます。
機能性月経困難症は、初経後2-3年後に始まることが多く、原因は子宮頸管の狭小やプロスタグランジンなどによる子宮の過収縮が考えられます。
月経時以外の卵胞期や黄体期においても疼痛を呈することが多いです。
診察は、内診、経腟超音波検査にて診断しますが、性交未経験などで通常の内診が困難な場合には、経腹、経直腸にて超音波検査を行い診断します。
治療は漢方薬、鎮痛剤を用いますが、不十分な場合は、保険適応のピルで対応します。
器質性月経困難症は、初経後5年以上後に始まることが多く、子宮内膜症や子宮筋腫などが原因となっています。
また、子宮内膜症が原因となっている場合、「不妊」との関連が指摘されています。そして卵巣にチョコレート嚢胞がある場合、まれにがん化する可能性があります。
治療法は、主に「薬物療法」で、「対症療法」と「内分泌療法」とに分かれます。対症療法は鎮痛剤、鎮痙剤、漢方薬があり、内分泌療法は、プロゲスチン、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤、子宮内黄体ホルモン放出システムがあります。
がん検診(子宮、卵巣、卵管)
子宮頸がん
子宮頸がんとは、子宮の入り口である子宮頚部(約3cm)に発生するがんです。
がんの中では比較的若い世代に発生しやすく、30歳代後半が発生年齢のピークです。
子宮頸がんの多くは、HPV(ピトパピローマウイルス)の感染が原因とされています。予防としては、HPVワクチンの接種が有効です。
当院では、積極的に子宮頸がん検査を行っております。以前は綿棒を使用していましたが、現在はより検出率の高いブラシにて採取しています。
また、HPV検査も実施しています。
卵巣、卵管がん
当院では、子宮頸がん検診時に、全例超音波検査(場合によりドップラー法)を実施し、卵巣、卵管の異常の有無を確認しています。
異常を認めた場合、特に卵巣については、新しい指標となるROMA値を測定し、より診断精度(正確性)を高めています。
子宮頸がん予防ワクチン接種
子宮頸がんは、近年国内での患者数、死亡数ともに増加している病気です。
特に20~40歳代の罹患が増加してます。ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
2021年11月に厚生労働省よりHPVワクチンの積極的接種が推奨されています。
当院での接種について
1)接種対象者(公費:無料)
小学校6年生~高校1年生3月まで
2)キャッチアップアップ接種対象者(公費:無料)
1997年4月2日~2006年4月1日生まれ
但し、2022年4月~2025年3月31日の3年間限定です。
※未成年者(18歳未満)の方は、保護者の同意が必要となります。
接種日当日に保護者と一緒にご来院していただくか、問診票に保護者のサインが必要となります。
3)上記以外の方で接種をご希望の方は、自費になります。
シルガード(9価)28,000円/回
ガーダシル(4価)18,000円/回
サーバリックス(2価)18,000円/回
接種をご希望の方は、お電話にてご予約下さい。
不妊症
(女性)
- 内診、超音波検査にて子宮の形態を把握します。
- 子宮膣部細胞診、膣分泌物培養検査、クラミジア検査を行います。
- 月経周期に合わせて血液検査を行い、ホルモン分泌状態を把握します。
- 卵管通水検査にて、卵管の通過性を確認します。
- 諸検査の結果、卵(卵胞)の発育が不良な場合、排卵誘発剤を使用します。
- 排卵日をより確実に把握するために、尿検査にて排卵テストを行います。
タイミング療法を6~12回行っても妊娠に至らない場合、高度生殖医療機関へ紹介します。
- 体質改善、卵(卵胞)の質を向上させると言われている漢方薬を処方することがあります。
→ 子宮筋腫や子宮内膜症、子宮奇形の有無を確認し、それぞれに応じた対応を行います。
→ 子宮膣部細胞診で疑陽性になった場合、HPV検査等を行います。
膣炎を繰り返す場合は、膣内の乳酸菌が低下していることがあり、ココラクトの服用をお勧めしています。
クラミジアは、卵管を詰まらせることがあり、検出された場合、直ちに治療を始めます。同時にパートナーの方の治療薬も処方します。
→ 下垂体ホルモン、甲状腺ホルモンをチェックします。また、卵巣予備能の指標となる抗ミュラー管ホルモン(AMH)も測定できます。
→ 検査は、造影剤を使わない方法で行うため、検査後の気分不快や痛みもほとんど感じません。アレルギーによるショックもありません。
→ 当院では、クロミフェン、レトロゾールを使用します。
→ 1周期2~3回行います。
→ 当帰芍薬散、温経湯、柴苓湯
(男性)
- 精液検査を行います。
- 体調不良の改善、疲労回復のための漢方薬、ビタミン剤の処方を行います。
- 勃起不全(ED)の場合、自費で治療剤を処方します。
→ 2~7日間の禁欲後、自宅にて自己採取をしていただきます。専用の容器をお渡しします。
→ 補中益気湯、八味地黄丸、柴胡加竜骨牡蛎湯、ビタミンE(ユベラ)
→ ・シルデナフィル錠50mg
(2,000円/錠)
当院では、人工授精や体外受精は行っておりません。
更年期障害
「閉経」とは、月経が来ない状態が12か月以上続いた状態をいい、日本人の平均閉経年齢は約50歳と言われています。
この閉経前後の10年間を「更年期」といい、この時期に現れる様々な症状が日常生活に支障をきたす状態を「更年期障害」と言います。
当院では、先ず問診にて症状を把握し、必要に応じて診察、採血を行い診断し、以下の処方を単独もしくは組み合わせて治療を行います。
治療法
- 漢方薬
- 当帰芍薬散 比較的体力が低下しており、むくみ、冷え症で貧血傾向がある。
- 柴胡桂枝乾姜湯 当帰芍薬散+不眠などの精神神経症状がある。
- 加味逍遙散 体質虚弱で疲労しやすく、不安、不眠などの精神症状がある。
- 桂枝茯苓丸 体力が中等度以上でのぼせ(ホットフラッシュ)がある。
- 通導散 下腹部に圧痛があり、便秘の症状がある。
- 温経湯 当帰芍薬散+ほてりと口唇の乾燥がある。
- 温清飲 体力が中等度で、不安、不眠、のぼせなどの精神症状がある。
- 五積散 体力が中等度で、冷え症で腰痛、下腹部痛、下肢の痛みがある。
- 三黄瀉心湯 体力が充実し、顔面紅潮し、精神不安、便秘がある。
- ホルモン補充療法
- 向精神薬
- サプリメント
- メルスモン注射
漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られており、心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持ちます。以下は主な処方と症状です。
更年期障害の原因がエストロゲンの減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法:HRT)が行われます。
HRTは、ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗などの血管の拡張と放熱に関係する症状に有効です。
エストロゲン単独では、子宮内膜増殖症のリスクが上昇するため、子宮がある方には黄体ホルモンを併用します。
HRTには内服、貼り薬、塗り薬があります。
気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠などの精神症状が強い場合は、抗うつ薬、抗不安薬、催眠鎮静薬などの向精神薬を処方します。
大豆は女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きの成分を含むため、女性の元気と若々しさを保つのに役立つと言われています。
その働きの元になっているのが「エクオール」という物質です。「エクオール」は、大豆の中のイソフラボンという成分が、腸内細菌と出会って産生されます。
「エクオール」の体内での働きは、
(更年期症状の緩和、メタボリックシンドロームの予防、お肌の潤いを保つ、骨粗しょう症の予防と改善)
b.抗酸化作用
(シミの改善、美白効果)
c.抗エストロゲン作用
(乳がんの抑制)
d.抗アンドロゲン作用
(前立腺がんの予防、脱毛改善効果)
などがあります。
45歳より59歳までの方には、保険が適応され、1回約530円(診察代込)です。
但し、1週間に1回以上の通院が必要となります。
骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本では約1,000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
主な原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏、加齢、運動不足などの生活習慣が考えられます。痛みなどの自覚症状はほとんどなく、転倒やくしゃみ等のわずかな衝撃でも骨折することがあります。骨折しやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)です。
診断
当院では、放射線被ばくの心配のない超音波検査で骨密度を測定しています。
費用:4,100円(税込)
名古屋市にお住まいの方で、4月1日時点で40、45、50、55、60、65、70歳の女性は、自己負担金なしで骨粗しょう症検診が受けられます。
予防と治療
骨粗しょう症は、予防が大切な病気です
a. 転ばないようにする(1日3回1分間の開眼片足起立運動)
b. 牛乳(カルシウム)、魚(ビタミンD)、納豆・海藻類(ビタミンK)などを充分にとる
c. 適量のタンパク質をとる
d. 禁煙しアルコールを控える
e. 運動、日光浴をする(約20分間)
治療薬
内服薬(骨吸収抑制剤)を中心とし、ホルモン剤やサプリメントを組み合わせて治療を行います。



人工妊娠中絶
日帰り手術です。
麻酔は、静脈麻酔で行い、痛みを感じません。
(麻酔標榜医の院長が直接掛けます)
手術方法は、より安全な吸引法を採用しています。
手術時間は、約10分です。
手術費用
- 妊娠9週未満 :130,000円
- 妊娠10週未満 :140,000円
- 妊娠11週未満 :150,000円
- 妊娠12週未満 :160,000円
性病検査
血液セット:11,000円
(HB、HCV、梅毒、HIV)
咽頭セット:5,500円
(咽頭クラミジア、咽頭淋菌)
男性セット:5,500円
(尿クラミジア、尿淋菌)
ブライダルチェック
女性
診察料+血液検査+エコー+おりもの検査:28,000円
(血液検査:血型、貧血、肝機能、中性脂肪、コレステロール、HB、HCV、梅毒、HIV、風疹、甲状腺、トキソプラズマ)
(おりもの検査:クラミジア、淋菌)
男性
診察料+血液検査+尿検査+精液検査:28,000円
診察料+血液検査+尿検査:23,000円
(血液検査:血型、貧血、肝機能、中性脂肪、コレステロール、HB、HCV、梅毒、HIV、風疹)
(尿検査:クラミジア、淋菌)
アフターピル
性交72時間以内に内服:7,700円
月経移動
旅行、部活動、受験、仕事の都合でどうしても生理が重なって欲しくない時、月経移動用ピルの服用で生理日を移動することが出来ます。
料金:350円/日(診察料、相談料込み)
通常7~14日間の内服となります。
ピル処方(診察料込)
- マーベロン :3,300円
- トリキュラー :3,300円
- ラベンフィーユ:2,970円
- ファボワール :2,970円
- スリンダ錠 :2,970円
スリンダ錠28(ミニピル)について
日本で初めて承認された「ミニピル」で、正式には「プロゲスチン単剤経口避妊薬(POP)」と呼ばれ、黄体ホルモンのみを含んだピルになります。
これまでの低用量ピルとの一番の違いは、エストロゲン(卵胞ホルモン)を含まない点で、エストロゲンによる副作用である血栓症のリスクを大幅に減少させることができます。
スリンダ錠のメリット・デメリット
スリンダ錠のメリット
- 低用量ピルと同等の高い避妊効果(99%以上)
- 血栓症リスクの高い方でも使用可能
- 授乳中にも使用可能
- エストロゲンが含まれることで起きやすい頭痛、吐き気、むくみの副作用が出にくい
スリンダ錠のデメリット
- 飲み初めに不正出血が見られる
- 月経周期が不規則になる可能性がある
- 月経痛やPMSの改善は乏しい可能性がある
スリンダ錠はこんな方におすすめ
- 40歳以上
- 喫煙者
- 高血圧症(140/90以上)
- 肥満(BMI30以上)
- 片頭痛のある方
- 授乳中の方
美容内服
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内服薬は、お肌の状態に合わせ、組み合わせてお選びいただけます。


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